LPIC-1の過去問や難易度、勉強期間などが知りたい!
最短でどれくらいの日数で合格が可能?
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
Linux初学者の登竜門であるLPIC-1に合格した私が過去問、難易度、勉強期間 等をご紹介します。
目次
試験の概要
世界最大かつ最も認知されているLinux認定
LPIC-1は、Linux Professional Institute(LPI)のマルチレベルLinuxプロフェッショナル認定プログラムの最初の認定です。
https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-1-overview/
- 受験料
- 101試験:16500円(税込)(2024年1月時点)
- 102試験:16500円(税込)(2024年2月時点)
- 資格認定要件:CBT方式で101試験と102試験の両方に合格する
- 資格有効期間:再受験または上位資格を取得しないと5年
- 試験形式:101、102試験ともに90分で約60問の多肢選択問題と穴埋め問題で構成
私の受験時の経歴
- 基本情報技術者試験取得済み
- フロントエンドエンジニア歴2年
- ITコンサル歴1年
私の受験結果
101試験
580点/800点
102試験
620点/800点
資格の難易度はどれくらい?
公開はされていませんが合格率は約60%と言われています。
LPIC-1には以下の特徴があります。
過去問がない
出題範囲がとにかく広く暗記量が膨大
そのため合格率は約60%と高めですがしっかり対策しないと絶対に合格できません!
合格点は公表されている?
合格点は公表されていません。
一般的に65%の正答率が合格点と予想されています。
勉強期間
私は1ヶ月かけて対策しました。
だれでも1ヶ月で合格可能?
だれでも1ヶ月で合格可能です。
ただし通信・ネットワーク関連のコマンドが出題されるので基本情報や応用情報を取得している人はスムーズに勉強できます!
基本情報、応用情報の勉強方法等については以下を参考にしてください!
1ヶ月で合格!基本情報技術者試験の参考書、過去問、難易度、勉強時間を紹介
使用した教材
Ping-tの最強WEB問題集
白本は必要?
LPIC-1には2つの王道書籍があります。
1つ目がすでに紹介したLinux教科書 LPICレベル1 です。
これは本の色から通称『小豆本』と言われます。
2つ目がLinux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集 です。
こちらは通称『白本』と言われます。
私は問題集として白本は使用せずPing-tのみを使用して合格できました。
ただし問題集は自分に合う・合わないがあるので、
白本とPing-tを見比べて自分に合う方を使用すれば問題ないです!
試験までのスケジュール
①Linuxの基本の学習 1週目
LPICの基礎が学べる本を1周読む
試験学習の前にLinuxの基礎を学ぶ目的で実施しました。
Linux教科書には無いような基本的な内容が非常にわかりやすくまとめられています。
またLinuxの構築方法が記載されているので実際にコマンドを打って学習することができます。
②101試験の学習 2〜3週目
Linux教科書の試験範囲を1周読む 1〜3日目
試験範囲である以下5つの内容を1周読みました。
- 第1章 システムアーキテクチャ
- 第2章 Linuxのインストールとパッケージ管理
- 第3章 GNUとUNIXコマンド
- 第4章 ファイルとプロセスの管理
- 第5章 デバイスとLinuxファイルシステム
暗記することを目的とせず、内容を理解することを目的としました。
Ping-t 4〜14日目
LPIC Lv1-101(Ver5.0)の最強WEB問題集全736問を3周し、模擬試験を3回解きました。
LPIC Lv1-101(Ver5.0)にはコマ問もありますが資格合格を目的とするなら解く必要は無いと思います。
暗記事項が多いのでNotionを使用して章ごとに重要事項をまとめました。
③101試験の受験
問題集をかなりやりこんでいたので落ち着いて受験できました!
④102試験の学習 4〜5週目
Linux教科書の試験範囲を1周読む 1〜3日目
試験範囲である以下5つの内容を1周読みました。
- 第7章 シェルとシェルスクリプト
- 第8章 ユーザーインターフェースとデスクトップ
- 第9章 管理タスク
- 第10章 ファイルとプロセスの管理
- 第11章 ネットワークの基礎
- 第12章 セキュリティ
暗記することを目的とせず、内容を理解することを目的としました。
Ping-t 4〜14日目
LPIC Lv1-102(Ver5.0)の最強WEB問題集全642問を3周し、模擬試験を3回解きました。
LPIC Lv1-102(Ver5.0)にはコマ問もありますが資格合格を目的とするなら解く必要は無いと思います。
101試験と同様にNotionを使用して章ごとに重要事項をまとめました。
⑤102試験の受験
102試験に関しても問題演習をかなりやりこんだので落ち着いて受験できました。
また、101試験を受けていたので出題方式などがわかっていたのでより落ち着いていました。
取得してみての感想
101試験のほうが暗記量が多かった印象です。
一方で102試験の方が理解が必要な内容が多かったです。
これから受験するあなたへ!
とにかくアウトプット!
LPIC-1は暗記量が非常に多いです。
そのため、とにかくPing-tなどを通したアウトプットで記憶に定着させましょう。
イメージとしては
インプット : アウトプット = 1 : 9
で学習すると良いかと思います。
工夫して暗記する!
コマンド名、コマンドのオプションは由来を調べると記憶しやすくなります。
また、アウトプットを通して得た知識をまとめることで、より深く記憶に定着します。